徒然


人間て・・
殆どの人が「楽」をしたいと思ってると思う。





生まれつきで脳性マヒを患ってる子供を持つHさん
決して裕福ではないので子供の面倒を見るだけで
疲れが精神的にも肉体的にも堪えてるらしい


その子は小さく、まだ養護学校には通ってない。
それでも聞けば受け入れてくれる施設はあるのだとか・・
しかし、彼女はその選択を拒んだ。


俗世間の輩的には
健康体以外の生物が近所に存在してると
その存在を為しえた張本人の親に同情と奇異な目を送って
我が存在のシアワセを確認できる唯一の尺度としての存在となる。


Hさんはそんな世間の目が痛いほど身に染みていたに違いない。


我が子を手元から離して
施設なるものに非難させれば近所の目も凝視の的になることも
なかっただろうが、彼女はその道を選択しなかった。
施設に入れたからといって
世間的にどーのこーの言われる筋合いはないのに
何故彼女は世間体に敢えて逆らったのか?


陰口を叩かれることもなく
奇異な目で見られることもなく
上辺だけの同情をされることもなく
偽善者の標的にされることもない
穏やかで平和な暮らしを捨ててまでカタワの息子が大切か!?
他に兄弟もいるのにその子たちもこの先肩身の狭い思いをしなくては
ならないんだよ?


いや、、
多分意固地になってるんだ
きっとそーに違いない。。
他の家族のシアワセをそっちのけでカタワ一人に
ムキになる意味が分からない・・


って、俗世間の目線なんて他人が可哀想とか言っても上辺だけの社交辞令なのわかるやん。
昨今、自分中心に生きても後ろ指差されるコトもないのに
ホント!Hさんはある意味世間知らず?
それともバカなのか??






否。
母だったんだ。








「今日はこの子、機嫌がいいみたい」



我が子を慈しむ母親には
今日のお天等さまの心意気は暖かく感じられただろうか?